やる気を出す方法、首締めセックス論

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  お悩みありがとうございます。めんどくさいことって多いですよね。勉強も仕事も家事も基本的に全部面倒だしダルい。不思議とやり始めるとそうでもないんだけど、何かを始めることがとてつもなく億劫、みたいな。

  じゃあそういう面倒なことを全て避けて生きるとして、そしたらその人の人生の中でめんどくさいことが何もなくなるかと言うと、そんなことないんですよね。

  また新しいめんどくさいことが生まれるというか、めんどくさいと思う基準が下がることで、それまで思わなかったことが面倒になるんです。

  小中高と毎日学校に行ってた大学生が「毎日授業あるのだるいわー」なんて言い始めたり、一度も部屋から出てない日に限って「お風呂入りたくない」みたいなことを思ったり、これも全部めんどくさいの基準が下がることで起こる悲劇です。

  このように過去にどれだけのことをしたかなんて全く関係なく、現在の自分の「だらけっぷり」だけが、めんどくさいの基準を決める指標になります。

  全てがめんどくさい今のあなたの「めんどくさいライン」なんて、サッカーのフォーメーションで言ったら11-0-0みたいなもんなんですよ。DFだけ。この状態であなたはやる気を出したい、つまり、点を取りたいと言ってるわけです。もうこんなの解決策なんて一つしかなくて、もっとライン上げろ、です。

  じゃあお悩みの本題「どうすればやる気が出るか」の具体的な方法なんですが、僕は「錯誤ブースト法」と呼んでいます。

  つまり一時的にはちゃめちゃに面倒くさいことを一つすることによって、それ以下のものを面倒じゃないと錯覚させることです。

  たとえば、テスト勉強をしている時に突然部屋の掃除をしたくなることってありません?  妙に模試の現代文の文章が面白く感じることってありませんか? 

  これらって全部、テスト勉強や模試というめんどくさいことに向き合っていることで一時的にラインが上がって、それ以下の「部屋の掃除」や「小説を読む」という行為にやる気が出てしまうんです。

  これを応用することで「やらなきゃいけないけど面倒くさいこと」を勝手に設定すれば、自ずとそれ以外のことは簡単に出来るんですよ。典型的な例でいうと「部活」ですね。運動部の人らが、結局、時間が有り余ってるはずの帰宅部と同じようなレベルの大学に進学するのは、彼らは部活でラインを上げまくってきてるので、受験勉強なんてそれほど苦じゃないことが理由です。

  だからあなたも軸になるめんどくさいのラインを一つに持ってください。部活でもバイトでも勉強でも、たとえば「核兵器をなくす」でもいいです。核兵器をなくすことは、もう死ぬほど面倒くさいしやる気も湧かないんですけど、そこにちゃんと向かっている間は、日常生活くらい屁でもないと思います。

  そうやってラインを上げきった後、僕の身の回りの世話を全部してください。全てがめんどうだから。

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  具体的な方法論は後に回すとして、首締めセックスの眼目はセックスや挿入ではなく「首を絞める」という行為にあります。近年、首締めをセックスの味付けみたく消費する論調が多いですが、それはナンセンスと言わざるを得ない。良いですか。首締めはセックスのスパイスじゃない。

  たとえばファミレスでご飯を食べてる時にいきなり彼女の首を締めたとしたらどうなりますか?  普通に怒られますよね。「は?  なに?」です。「え、意味わからん。怖い怖い」じゃないですか。女の子の固定技[引き笑いギレ]が出て、あとは無条件の講和条約に調印する他ない。

  でも、それがセックスの途中なら、愛の一表現として受け入れられるんです。この妙です。首締めセックスの妙は、セックスという表現媒体を借りることで首締めが容認されることを利用した、愛を直接的に伝える試みなのです。

  ちょうど歌という表現媒体を借りることで政府批判が容認されることを利用した演歌と似た構図です。首締めセックスは演歌

  もちろん倒錯的で独善的なものです。アメリカの哲学者Siam Shadeが言ったように、本来愛というのは「壊れるほど愛しても1/3も伝わらない」ものなのです。が、本来なら受け入れられないものを受け入れてくれる、ことを愛の深度の指標として擬似的に取り入れる共通認識さえあれば、当人にとってはそれが真実となります。

  束縛で愛を確かめたり、不倫が燃え上がったり、キスマークや精飲つまりごっくんで愛を実感するように、首を絞める側は「受け入れられている」「本気で忘れるくらいなら泣けるほど愛したりしない。誰かに盗られるくらいなら強く抱いて君を壊したい」と中西保志になって、締められる側は「受け止めている」「その手でその手で私を汚して何度も何度も私を壊して」と平井堅になっているんです。いいですか。首締めセックスは中西保志平井堅のホモセックス

  首締めセックスは首を絞められたいメンヘラのセフレとするもんじゃない。誰よりも大切で何よりも壊したくない人とするべきなんです。本当はどちらもしたくない、でも、だからこそせずにはいられない。それが首締めセックスの本懐であり、正しい姿なのです。そんな刹那的で倒錯的な嘘が、中西保志平井堅のホモセックスなんです。

  わかりましたか?  首締めセックスのコツを教えてちょー、じゃないんです。そういうもんじゃない。人からテクニックを教わって始めるものじゃない。それはあんまりだよ。七つの大罪のうち「傲慢」「怠惰」「色欲」「強欲」に触れてんじゃん。本間丈太郎先生も「人間が首締めセックスを自由にしようなんて  おこがましいとは思わんかね……………」って言うわ。中西保志平井堅のホモセックスを見た本間丈太郎先生が「人間が首締めセックスを自由にしようなんて おこがましいとは思わんかね……………」って言うつってんの。

  ちなみに指に力を入れるより手のひらに体重をかける首締めの方がエモいと思います。為になりましたか?


お悩み相談お待ちしております。